副腎皮質機能低下症【検査方法と原発性,続発性のちがい】

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こんにちは、camomeです。



今回も引き続き、副腎皮質機能低下症について書いていきます。

副腎皮質機能低下症は、副腎の病変で起こる原発性副腎皮質機能低下と、脳(視床下部ー下垂体)の病変で起こる続発性副腎皮質機能低下の2つがあり、どちらに該当するかは色々な検査を行い、その結果をみることで鑑別できます。

鑑別するまでの流れについては、前回ブログで詳しく書いたので、



今回は、検査方法やその結果が原発性と続発性でどう違うのかをまとめてみます。

そういえばあの検査何だったんだろう?
今度検査入院することになったけど、どんなことするのかな?


という方の参考になればと思います。

行くわよ~~

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原発性と続発性の検査結果のちがい

まずは結論から。

原発性と続発性では検査結果に違いがでます。比較するとこんな感じ↓↓

原発性続発性
病変部位副腎視床下部ー下垂体
色素沈着ありなし
血中コルチゾール低い低い
血中ACTH高い低い
レニン(活性・濃度)高い正常
血中アルドステロン低い正常
迅速ACTH試験 (コルチゾール低い~無反応
(部分型では反応)
低い~無反応
(軽症、近年発症例は反応)
迅速ACTH試験 (アルドステロン)低い反応正常反応
ACTH連続負荷試験(コルチゾール)無反応反応性の回復
CRH試験(ACTH)反応あり無反応
(視床下部性では遅延過大反応)
他の下垂体ホルモンの欠落症状なしあり

検査を受けたことない人からしたら何のことやら~だと思いますが、鑑別するためこんなに色々な検査があるのね~正反対の結果が出たりするのか~くらいの感想がいただけたらうれしいです。

次に、検査ごとの説明をざっっっくりしていきます。

サロンドロワイヤル

画像検査

病変部位は画像診断で確認ができます。

原発性では胸部レントゲンや腹部CTで副腎のかたちに異常がみられ、続発性では頭部MRIで異常がみられることがあります。(軽症例などでは異常が見られないこともある)

原発性続発性
胸部レントゲン石灰化所見なし
腹部CT腫れor萎縮
所見なし
頭部MRI稀に下垂体腫大)視床下部・下垂体腫瘍
画像所見での原発性・続発性のちがい

色素沈着

原発性では、皮膚や粘膜の色素沈着が見られる。特に口唇,舌,歯肉,口の粘膜,皮膚の摩擦部,手の甲,爪の下の皮膚,乳輪,手術痕などに多い。

続発性
見られない

血液検査

早朝血中コルチゾール:4㎎/dl未満は副腎機能低下疑い、4~17は境界、17以上は正常
コルチゾールは原発性・続発性とも低い数値が出る。

血中ACTH
ACTHは、原発性では正常通り機能するため高くなり、続発性では低く出る。アルドステロンはコルチゾールと同じく副腎皮質ホルモンであり、原発性では低くなる。レニンはアルドステロンが低いと高くなる性質があり、原発性では高くなる。

迅速ACTH負荷試験

副腎皮質の予備能を見る検査で、ACTHを注射した後30分・60分後のコルチゾールやアルドステロンの分泌反応をみます。コルチゾールが18以上になれば副腎皮質機能正常。

コルチゾール

ACTH負荷に対するコルチゾールの反応は、原発性では部分型以外は低値もしくは無反応続発性では罹病期間が長いタイプでは低~無反応。軽症例や罹病期間が短いタイプでは正常反応を示す。

アルドステロン

ACTH負荷に対するアルドステロンの反応は、原発性では無反応続発性では正常となる。

ACTH連続負荷試験

原発性と続発性の鑑別が難しい場合にする検査。ACTH負荷後30分、60分後のコルチゾールの反応を見ます。原発性ではコルチゾールの反応に変化がなく続発性では反応が良くなる。 

CRH試験

ACTH負荷試験の結果、続発性が考えられた場合に、視床下部と下垂体のどちらに原因があるのかを鑑別するためにする検査です。試験後、原発性ではACTHは増加コルチゾールは反応なし続発性では無反応ですが、視床下部性では遅れて過大反応がみられます。

クラハコ

そのほかの検査

インスリン負荷試験

視床下部性が疑われたときにする検査で、インスリンを注射して低血糖ストレスによる反応をみます下垂体性では反応な視床下部性ではCRH試験には反応があり、インスリン負荷試験では反応がないという結果になります。

蓄尿

24時間の尿をとり、尿中に遊離しているコルチゾールの量を見ます。1日のコルチゾールの総分泌量を見て、治療の際の副腎皮質ホルモンの補充量を決める指標になります。


ちなみにcamomeの場合、こんな感じでした

原発性続発性camomeの結果
病変部位副腎視床下部ー下垂体どこも異常なし
色素沈着ありなしなし
血中コルチゾール 低い低い低い(2.3
血中ACTH高い低い低め(23.7)
レニン(活性・濃度)高い正常正常(0.8)
血中アルドステロン低い正常低め(11.5)
速ACTH試験 (コルチゾール)低い~無反応
低い~無反応
ーやってない
迅速ACTH試験 (アルドステロン低い反応正常反応ーやってない
ACTH連続負荷試験(コルチゾール)無反応反応性の回復反応弱い
(30分10.1、60分12.3)
CRH試験(ACTH)反応あり無反応ACTHは反応あり
コルチゾール反応なし
他の下垂体ホルモンの欠落症状なしありなし

インスリン負荷試験ではACTHは反応あるけど、コルチゾールは反応なし。
蓄尿で1日量はそれなりに出ているという結果でした。

私のように、どっちつかずの結果がでる原因不明タイプもあるようです。

〔結果〕
camomeの治療内容はこのようになりました。
・朝食後にコートリル10㎎を1錠、内服
・倦怠感が強いや風邪、体調不良時 ⇒0.5錠追加
・38度以上の高熱時 ⇒1錠追加

まとめ

いかがでしたか?よりマニアックだったかもしれませんが、検査をしたことのある方には伝わっていただけたのではないでしょうか。内分泌検査はなんとなく難しい印象ですけど、理解できればなるほどなと思いますよね。

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